
ヨットを使ったふりかえり テンプレート
作成者:

ヨットふりかえりテンプレートを使えば、洞察を踏まえながらチームでふりかえりを行い、障害をすばやく特定できます。
カテゴリー
- プロダクトマネジメント
- デザイン
主な機能
ふりかえり
チームの連携
フィードバック

繰り返される問題から生じる不満は、継続的な改善を妨げる可能性があります。このような問題の例としては、アジャイル チームで共通の目標に向けて足並みを揃えるのに苦労する、ふりかえりミーティングで潜在的なリスクを特定できない、といったものがあります。問題が何であれ、全員で認識を 1 つにするためのツールが必要です。
その解決策となるのが、アトラシアンが無料で提供しているアジャイル ヨットふりかえりテンプレートです。このテンプレートは、あ らゆるプロジェクト管理ツールキットに欠かせないもので、アジャイル チームが効果的なふりかえりミーティングを実施するのに役立ちます。このツールを使うと、何がプロジェクトを前進させ、何がプロジェクトを停滞させているのかを特定できます。チーム メンバーは、前回のスプリントでの成果と障害をわずか数分で明確にし、今後の進行をもっとスムーズにするための実行可能なアクション アイテムを設定できます。
ヨットふりかえりテンプレートとは
ヨットふりかえりテンプレートは、アジャイル チームが洞察に満ちたテクニックを使って前回のスプリントを振り返るための視覚的なツールです。この手法はアジャイルのふりかえりの一部であり、意思決定プロセスを合理化し、チーム コラボレーションを強化します。付箋があり、ヨットの進行方向が明確になっていれば、チームは今後のスプリントをスムーズにするための実行可能なアクション アイテムを設定できます。
ヨットが共通の目標に向かって進んでいるところを想像してみてください。帆に吹く風はチームを前進させるポジティブな要素を表し、錨は進行を遅らせる障害物を表しています。ヨット演習では、チーム メンバーがこれらの要素を特定し、成果と潜在的なリスクについて話し合い、継続的な改善を促します。
ヨットふりかえりテンプレートを使用するメリット
成果を把握する
ヨットふりかえりテンプレートは、前回のスプリントで何がうまくいったかを特定するのに役立ちます。帆に吹く風を視覚化することで、チーム メンバーは成果や強みを認識できます。これにより、ポジティブな雰囲気が醸成され、さらな る成功が促進されるので、チーム メンバーは自身の価値を認識し、刺激を受け、仕事への意欲を高めることができます。
潜在的なリスクを特定する
テンプレートでは障害を錨として表現します。この演習は、進捗を妨げる潜在的なリスクと課題を特定するのに役立ち、予防的な問題解決を可能にします。リスクを認識することで、チームは将来のスプリントでのリスクを回避するための実行可能なアクション アイテムを設定できます。
コミュニケーションを強化する
ヨットの演習中、チーム メンバーはそれぞれの考えを率直に話し合います。これにより、開放的なコミュニケーションが促進され、全員が意見を共有できるようになるので、コラボレーションが強化されます。この対話は、チーム メンバーが全体像を把握し、自分の貢献がプロジェクト全体にどのような影響を与えるかを理解するのに役立ちます。
プロセスを合理化する
ヨットの進行方向を明確にし、プラス要因とマイナス要因を特定すると、意思決定プロセスを合理化できます。これにより、チームはアクション アイテムに優先順位を付け、今後のスプリントで効率的に改善を図ることができます。テンプレートを使って視覚的に表現することで、ふりかえりミーティングでの要点が理解しやすくなり、記憶に 残りやすくなります。
継続的な改善を促進する
ふりかえり手法は、チームが各スプリントについて熟考することを促し、継続的な改善に対する意欲を育みます。成果と障害を定期的に確認することは、チームがパフォーマンスと効率を高めるための段階的な調整を行うのに役立ちます。ヨットふりかえりテンプレートは、このプロセスのための実践的なツールであり、進捗状況の追跡と結果の測定を容易にします。
ヨットふりかえりテンプレートの使用方法
- 1
チームを 1 つにまとめる
ミーティングの時間を設け、チーム メンバー全員をグループでのふりかえりに招待します。まず、前回のスプリントについてのチーム メンバーの意見を集めるところから始めましょう。付箋を使って、スプリントに影響を与えたポジティブな点 (帆に吹く風) とネガティブな点 (錨) をメモします。この作業でヨットの進行方向を特定し、チームの状況を明確に理解できます。
- 2
ふりかえる
チーム メンバーに集まってもらい、先ほど収集したデータを確認します。15~20 分ほど時間を取り、各セクションに付箋を追加してもらいます。ヨットを前進させた風と、ヨットを停滞させた錨について話し合います。全員が自分の考えを共有できるよう率直な対 話を促し、協調的な雰囲気を作りましょう。ふりかえりを通じて、次の問いを検討する必要があります。
目的地: 何を目標としていましたか? 何を目指して取り組んでいましたか?
追い風: 何によって前進しましたか? 何が役に立ちましたか?
サメ: どのようなリスクがありましたか? 何に注意すべきでしたか?
錨: 何が妨げになっていましたか? 遅れの原因は何ですか?
- 3
議論する
話し合いから重要なポイントを特定し、残りの時間はすべての付箋を検討することに費やします。追い風や錨に見られるパターンを見つけて、一貫して進捗を促している要因、一貫して進捗を妨げている要因を特定します。この分析は、注意が必要な領域と歓迎すべき領域を特定するのに役立ちます。
アクション アイテムを作成する
分析結果に基づいて、錨に対処し追い風を強めるための実行可能なアクション アイテムを設定します。これらのタスクをチーム メンバーに割り当てて、責任を明確にします。これにより、意思決定が合理化され、継続的な改善が促進されます。
見直して調整する
次回のスプリントふりかえりミーティングでアクション アイテムを見直します。何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを確認し、それに応じて調整を加えます。この継続的な見直しにより、プロジェクトの円滑な進行と継続的な改善に向けてチームを軌道に乗せることができます。
Confluence で継続的な改善を促進
ヨットふりかえりを実施するのは、複雑で時間のかかる作業に感じられるかもしれません。フィードバックを手作業で収集する場合、貴重な洞察を見逃しやすく、足並みを揃えるのが困難です。付箋やホワイトボードは便利ですが、効果的な分析とフォローアップに必要な効率性と構造が不足しています。
Confluence でヨットふりかえりテンプレートを作成すると、プロセスが合理化され、効果が高まります。Confluence では、以下のことが可能です。
コラボレーションを促進する。リアルタイムで共同作業して、さまざまな洞察やアイデアを 集めることができます。
情報を整理する。フィードバックをわかりやすいカテゴリに分類して、成果と潜在的なリスクを迅速に特定できます。
アクション アイテムを追跡する。アクション アイテムの割り当てと追跡が容易なため、継続的な改善を促進して責任を明確にできます。
アクセスしやすくする。ふりかえりのデータを Confluence に保存して簡単にアクセスできるようにすることで、チームの足並みを揃え、プロジェクトの進捗状況を周知できます。
ヨットふりかえりを、継続的な改善とチームの効率化を促進する、体系的で生産的なセッションに変えましょう。